ワイシャツの定額レンタル
多忙なサラリーマンの敵、ワイシャツの手入れ。仕事終わりにアイロンがけをしたり、休日にクリーニングに行くのは億劫だ。そんな現代人に向けてワイシャツの定額レンタルサービスが誕生している。
ワイクリンが扱うワイシャツ
ワイクリンは月額8800円〜、1ヵ月分のワイシャツをレンタルできるサービス。運営するのはNextR(東京都江東区)。
ユーザーはまず、10種類のワイシャツの中から好きな組み合わせを20枚選ぶ。その後毎月、選んだワイシャツがまとめて自宅に届く。着用したシャツは専用の袋に保管し、1ヵ月後に郵送するだけで、クリーニングや洗濯などは一切不要だ。
「サラリーマン皆が縛られる、ワイシャツ問題から解放できるサービス」と長尾淳代表は話す。
「共働き家庭や独身男性だとワイシャツの洗濯や、アイロンがけは億劫だし、苦手な人も多い。かといって奥さんに頼んでも心苦しい。クリーニング店も会社が休みの土日は、行列でなかなか足が向かないんです」。
昨年4月のサービス開始以来、30〜40代の男性を中心にユーザーを増やしている。「男性だけでなく女性の会員さんもいらっしゃいます。ご主人や、社会人になった息子さんのために利用しているようです」。
料金プランは3タイプで、選べるワイシャツの質やバリエーションが違う。例えば月額8800円のスタンダードプランで借りられるのは、小売価格1枚4000〜5000円ほどのワイシャツ。月額2万4800円のプレミアムプランでは、1枚1万円相当の綿100%国産のものがレンタルできる。シャツメーカーと協業し、商品供給も受けていると言う。
着用後は専用の回収袋に保管し、まとめて送り返すだけ。保管時のニオイなども気にならず、快適な状況で利用できる
414号(2017/04/25発行)10面