エーツー 杉山綱重社長
――テイツーとの提携の経緯は。
テイツーはホビーを強化するためにエーツーのPOSを使っており、従来から付き合いがあった。創業者で株主の秋山さんと話をして、取締役として経営に参画することにした。
――資本提携に関してはどうするのか。
当社がテイツーに段階的に出資していくが、具体的な金額などは協議中。
――テイツーは赤字が続いているが、どう立て直すか。
テイツーのやっていることは消費者から一定の支持を得ている。店舗の立地や従業員の接客が悪いわけではない。ビジネスモデル――例えば価格の付け方を変えればいいだけ。従来型(事業者側の都合の入った)の値付けではなく、市場で売買される現実の相場を取り入れればいい。
品ぞろえは大幅に変えるつもりはないが、雑貨を少しずつ入れたい。雑貨はエーツーが最近取り組みうまくいっているもののひとつ。小学生から大人の女性まで人気のあるファンシー雑貨が非常に伸びている。それをテイツーにも入れようと考えている。あとは、トレカ事業が足を引っ張っているのでテコ入れするつもり。手を打てばテイツーは充分に成長が見込める。
416号(2017/05/25発行)3面