ファイブゲート、フリマシステムをクローン化で「時計」を
2017年07月10日
「既存フリマをクローン化」
会員300万人のポイントサイト「ポイントインカム」を運営するファイブゲート(東京都渋谷区)が、夏頃を目途にブランド時計のフリマアプリをリリースする。まずは出品を法人に限定し「B2C」や「B2B」のサービスにする方針。法人が利用しやすいようPCからの出品も可能にする。販売手数料は出品しやすいよう3%程度にする予定。
同社は子供用品のフリマアプリ「フリママ」を運営している。既存のフリマのシステムを「クローン化する」(山下雅弘社長)ことで、開発コストをかけずに事業展開を図る。時計は、日本だけでなく海外でも需要があるため取り扱い商材として選んだ。ただし、高額で真贋判定や保証対応なども求められるため、まずは出品者は消費者ではなくリユース事業者など法人に限定する。国内でローンチするが、将来的にはタイやマレーシア、シンガポール、インドネシアでの展開も視野に入れていると言う。
ファイブゲートはこれまで、ポイントサイトで300万人の会員を集めてきた実績があり、インターネット上のマーケティングを行う専門部署がノウハウを構築している。時計のフリマアプリもこれを活かして利用者を集める。尚、同社の前期売上高は約25億円。
ファイブゲート 山下雅弘社長
419号(2017/07/10発行)1面