トレジャー・ファクトリー、上期に新店9店
2017年10月26日
古着店やスポーツ店出店
総合リユースや古着店を展開するトレジャー・ファクトリー(東京都千代田区)が順調に出店を進めている。上期に計画を上回る9店を出店した。
業績について話す野坂英吾社長
小規模店向けのモデル開発をし、今までなかった都心駅近に物件を探すことが出店増につながっている。首都圏中心に、総合リユースの「トレジャーファクトリー」1店、服飾専門リユースの「トレファクスタイル」7店、スポーツ・アウトドアの「トレファクスポーツ」1店を出店。通期では計画の13店を越える見込みだ。
昨年度は、関東以外にも国内で福岡、名古屋エリアに出店。各地域でドミナントでの収益化を目指す。
「業態の幅も広がり、今後もそれぞれの業態に合う店舗を探していける」(野坂英吾社長)。
出店形態はゼロからではなく、カインドオルのようなM&Aの可能性もあると言う。
現在グループで150店を突破。総合リユースオンラインショップも10月1日より本格的にスタート。オンラインとの相乗効果で店舗強化を図る。また、11月にはタイのバンコクに2号店をオープン予定だ。
尚、同社の第2四半期の売上高は約77・1億円、前期に子会社化したカインドオルの売上が寄与し、前年同期比28・5%増となった。
新店費用が先行発生したことと、子会社の赤字もあり、営業利益は前年同期比54・5%減となった。新店の利益貢献が下期以降に期待される。
426号(2017/10/25発行)2面