阪急交通社、 都内で古地図ツアー
2017年11月16日
延べ1万6000人参加
〝古地図〟を手に、両国・吉原・湯島など都内20地域の名所を歩いて廻る「江戸ぶらり古地図ウォーキング」が、60代を中心に人気だ。提供するのは阪急交通社東日本営業本部(東京都目黒区)。昨年9月に始まり、参加延べ人数は約1万6000人。都内在住の参加者が多い。
ツアーで配布する古地図、スタンプ帳、記念バッジ
ヒットの理由は、古地図と現在の景色を見比べ、新旧の町並みや地形の変化を楽しむことができる点にある。「普段何気なく通り過ぎる所が、昔はこんなだったのかという驚きがある」と、参加者からの声も。コースは地域により異なるが、公園や寺社仏閣、見附跡などを巡る。ガイドの際に使う古地図は、神保町の古書店や国立国会図書館のデジタルコレクションなどから取り寄せていると言う。
また、ツアー参加のハードルの低さも好評。ツアーは現地集合・解散で移動はすべて徒歩。総移動距離は5㎞程で、昼食付きで4〜5時間のスケジュール。価格は5000円前後とリーズナブルだ。
「健康志向の人や主婦などの参加が多いです」(東日本営業本部 メディア営業一部 国内営業二課 四係 高橋成美氏)
阪急交通社東日本営業本部 国内営業二課 高橋成美氏
427号(2017/11/10発行)5面