ゼロプラス、 比バレンズエラに古物市
2017年11月30日
「フジ・ジャパン・オークション」
遺品整理や中古品輸出を手掛けるゼロプラス(愛知県豊橋市)がフィリピンのバレンズエラ市にオークションをオープンした。名称は『フジ・ジャパン・オークション』。
毎回20〜30組が参加するフジ・ジャパン・オークション
8月11日に初競りを開催し、200万ペソ(440万〜450万円)を売り上げた。同社は10年間、サプライヤーとしてフィリピンオークションに商品を出品してきたが、透明性の高いオークションをつくりたいと考え自社で立ち上げた。
現在、同社の商品の他にサプライヤー6社の商品を送り、毎月曜日にオークションを開催している。ビッターは登録が300店で、80組程度が参加する。毎回20〜30組ペースで増加していると言う。
「コンテナから商品を下ろす時に単品管理のためのシールを貼り、どのサプライヤーの商品がいくらで落札されたのか管理している。手数料は落札額の15%。別の比オークションから当社に変えて、コンテナ1本で40万円の手取りが80万円に拡大したサプライヤーさんも中にはいます」(荒津寛代表)
今後はマイページ上でコンテナの商品の進捗が閲覧できる仕組みもつくる構想がある。WEBカメラを入れてリアルタイムでオークションを見えるようにもする。サプライヤーが安心して出品できるオークションをつくることで、良質な中古品を集めたいと話す。
ゼロプラス 荒津 寛代表
428号(2017/11/25発行)5面