製品に含まれる資源価値への注目が高まっている。今回の法改正でも、家電スクラップを海外に出すことは厳しくなっているが、逆に輸入規制は緩和している。背景には、資源確保と獲得という狙いがあるということが想像できる。
埋立地のセーブや環境保全の意味もあるが、資源のために小型家電リサイクル法もつくられた。3Rの観点からリユースは推進されることになっており、リユースを直接的に阻害する法改正はないかもしれない。しかし、日本が目指している方向を考えると、資源・廃棄物関係の動きはありそう。それらと中古品の境目は曖昧なため、余波で影響を受けることは大いにありえる。資源・廃棄物まわりの法改正や政省令は、注視していく必要がある。
431号(2018/01/10発行)9面