新橋スタンプ商会、改めて〝高価買取〟訴求

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新橋スタンプ商会、改めて〝高価買取〟訴求

2018年01月17日

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「古銭の啓蒙活動したい」

古銭買取りは、古い紙幣・硬貨など国内に残存するものを扱うビジネス。それゆえ、パイが限られたマーケットだ。工夫や課題を新橋スタンプ商会(東京都港区)に聞いた。

蒐集家に人気の記念硬貨蒐集家に人気の記念硬貨

買取専門店・リユース店の増加で、お客には「どこに売るか」という選択肢が広がった。古銭も例外ではなく業者が増えた分、買取依頼も分散しがちだ。

同社でも最近は減少傾向で、「いかに買い集めるかが重要」(寺田実社長)と話す。

同社は、改めて「高価買取」を訴求する方針。例えば小売(流通)相場で150万円の古銭の買取相場が100万円前後の場合、中には80万〜90万円で買い取る店もある。

同社はコレクター約5000人の顧客を持ち「短期で売れる販売力がある」(寺田社長)ため、100万〜110万円ほどで買えると言う。

顧客がどんな古銭を集めたいか把握しており、DMで入荷情報を通知するなどもしている。

若年層開拓が課題

古銭のコレクターは高齢化していることから、若年層まで裾野を拡大する必要があると話す。寺田社長は、「古銭を知ってもらう啓蒙活動をしたい」と話す。例えば小学生向けに古銭をやさしく解説した小冊子を配布できれば、「1人でも多くの子供に興味を持ってもらえるのでは」と話す。

「貨幣商の組合理事も務めており、組合として取り組めればいいなと思っています」(寺田社長)

新橋スタンプ商会 寺田実社長新橋スタンプ商会 寺田 実社長

431号(2018/01/10発行)16面

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