パソコンファーム、買い先改革取組む
2018年01月17日
法人経由60%に向上
中古PCを中心に扱うパソコンファーム(埼玉県三郷市)が、売買チャネル改革に取り組んでいる。
法人訴求も行うパソコンファームのHP
買取りは法人営業を強化。東京・大阪・埼玉の営業所に16人の担当者を設置。従業員30名以上企業のリストを作成し、1人あたり月間600件を目標に電話掛けを行って買取りにつなげている。「意外と地道に法人営業をしている所は少ない」(高橋大介社長)ことから奏功し、おおよその物量ベースで、法人経由の買取を50%から60%に引き上げた。
集める物量総数は減少したと言うが、法人使用のPCは個人のものより高スペックで、規格も統一されたものが多いため、商品単価がアップ。売り上げ、収益共に維持している。同社の2017年3月期売上高は5億円。今期も同程度を見込んでいる。
販売は外注化を進めており、既に売上高の50%を占めるまでに成長した。集めたPCのデータ消去を行い、個人事業主を含むパートナー10社に委託。パートナーはヤフオク!などで販売し手数料を得る。「クリーニングをしたり、詳細な説明書きを行ったりなど高く売る努力をしてくれる」と話す。
パソコンファーム 高橋大介社長
431号(2018/01/10発行)16面