Kurokawa、カンボジアに古着店
2016年02月29日
低所得者向けに2.5ドル均一
古着チェーンのキングファミリーを全国103店展開するKurokawa(兵庫県高砂市)が2月5日、カンボジアの首都プノンペンに初の海外店をオープンした。名称は「Cogi Factory」。売り場約150坪で日本の古着を扱い、まずは月商350万円前後を目指す。
Cogi Factoryの内部。バックヤード含め、建物は500坪ある
商品は2.5ドル(300円弱)均一で販売。価格は同国で流通する一般的な新品衣料の半分程度だ。主なターゲットは低所得者やワーカーで、プノンペン郊外の工場地域に出店した。オープン当初から客足は好調で、売り上げは想定の倍ほどで推移していると言う。
店舗を通りかかるお客の多くが買い物をしていく
Kurokawaは63年前に故繊維業で創業。国内店舗で売れ残った商品や古布、年間1万トンを東南アジア5ヵ国に輸出するルートを持つ。その同社が実店舗を作ったのは、輸出におけるリスクを分散させるためだ。
386号(2016/2/25発行) 3面