SOU、「なんぼや」マザーズ上場
2018年03月12日
ブランド品買取で急成長
ブランド品や貴金属、骨董の買取専門店「なんぼや」等を展開するSOU(東京都港区)が3月22日に東証マザーズに上場する。2011年12月の設立からわずか6年強という早さだ。資金調達により、成長を加速させて行く。
SOUは、ブランド品や貴金属、骨董品等の買取専門店「なんぼや」、「ブランドコンシェル」を全国に44店舗(昨年8月末時点)を展開。その他に、古物市場「スターバイヤーズオークション」、小売りでは「ZIPANG」、「ALLU」を運営している。また、昨年10月には資産管理アプリ「miney」をリリースする等新たな事業展開にも乗り出している。
2017年8月期の連結業績は、売上高で226億8508万円、経常利益は11億3979万円。リユース業界では4位、中古ブランドではコメ兵に次ぐ2位の売上規模だ。
同社は、買取専門店で買い取った商品を古物市場で売却する高回転モデルで成長。2013年から自社でオークション事業を開始、近年では小売専門店の展開やネット販売、香港でのオークションを始める等出口の強化も図っている。
IPOで得た資金は新規出店及び既存システムの強化、販売促進に向けたソフトウェア開発のための設備投資等に充てる予定としている。主幹事はSMBC日興証券。公募で45万株、売出し(OA含む)で125万株。公開価格は未定(3月13日決定日)。
「約3年前より、顧客満足の向上、今後の成長に向けた従業員のモチベーション向上、そして人材採用の加速や社会的信用向上に向け、上場プロジェクトを立ち上げ、これまで取り組んできました。今後、買取拠点の更なる拡大をはじめ、資産管理アプリ『miney』や海外事業の強化に向け、より一層の努力をして参ります」(嵜本晋輔社長)
SOU 嵜本晋輔社長
435号(2018/03/10発行)1面