《古物市場データ》埼玉西部質業協同組合市場、年1の大会は1.5億円 時計が主力

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《古物市場データ》埼玉西部質業協同組合市場、年1の大会は1.5億円 時計が主力

2018年03月22日

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古物市場データ
埼玉西部質業協同組合市場

会 場 埼玉県川越市
開催日 毎月12日
時 間 9:00〜終わりまで
タイプ 時計・宝飾・ブランド平場市・大会

大会の様子。参加者がバッグを競り落とす大会の様子。参加者がバッグを競り落とす

埼玉西部質業協同組合市場(埼玉県川越市)は、毎月12日に時計・宝飾・ブランドバッグの平場市を開催している。1月の初競りに限り、毎年大会形式で開催。大会時は出品点数2000点で、1億5000万円の出来高を上げている。

埼玉西部質業協同組合市場 グラフ大会時は売上・物量ともに約半分が時計。物量ではその他、宝飾が3割、ブランドバッグが2割。参加者は売り手・買い手を合わせて約60社が集まり、質業者7割、リユース業者3割という構成だ。

「売り買いともに大手中古ブランド業者の参加もあり物量が豊富。また多くの業者に見てもらえるのがメリットです。最近は機械時計が好調で、ロレックスなどの主要ブランド以外にも、A.ランゲ&ゾーネやハリー・ウィンストンなど市場では出回りにくい商品が参加者の目を惹き、最近では200万〜300万円程の値が付いています」(山影直也オークション理事)。

競りを控えるロレックスの時計競りを控えるロレックスのバッグ競りを控えるロレックスの時計(上)やバッグ(下)

同市場の特長は売り手への〝買い支え〟。売り手が希望する最低落札価格が所謂〝指し値〟と呼ばれるもので、落札価格が指し値に10%程度まで及ばなかった際、約10の業者で構成する組合がその差額を補てんしている。

また通常月は平場市だが、年1回の大会でも「平場に近い雰囲気の大会を目指している」(山影オークション理事)と話す。他の通常大会は、商品の搬入・下見・当日の競りまで1ヵ月程を費やすが、同市場ではそのフローを約1週間で完結させ、売り手が速くキャッシュ化出来る環境を整えている。

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435号(2018/03/10発行)15面

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