《Sharing Economy》キャンセル 宿泊予約の二次流通 パートナーホテルを募る
2018年04月16日
Sharing Economy
キャンセル パートナープログラム
宿泊予約の二次流通 パートナーホテルを募る
宿泊予約の二次流通を行う、キャンセルは(東京都渋谷区)は3月26日、ホテル向けのサービスプログラム「キャンセルパートナープログラム」の事前募集を開始した。ホテル等の宿泊施設の参加を募る。パートナーとなったホテルには利益のキャッシュバックなどの特典を設ける。6月から本始動の見込み。
▲「開始前に1000近く、最低でも数百のホテルと提携したい」(山下代表)
キャンセルでは、行けなくなったホテルの予約をエンドユーザーが売買できる。現在の登録数は約1万人。サービス拡大に向け、ホテル業界の公認を獲得したい考え。
パートナーとなったホテルには、キャンセル内の売買で得られたマージンの内から数%を還元する。
また、キャンセルのサイト内で紹介ページを無料掲載することでホテル側への送客も図る。予約が取り消された場合の保証など、パートナー向けに様々な特典を追加していくと言う。
「パートナーの条件は基本的に『キャンセルのサービスに賛同してもらうこと』だけです。宿泊予約の二次流通をオフィシャルに認めてもらいたい。宿泊業界そのものの発展に繋がると考えています」(山下恭平代表)。宿泊客から予約取り消しの連絡があった場合に、ホテル側からキャンセルを紹介するようになるなど、宿泊の仕組みの中で二次流通をスタンダードにしたい考えだ。
▲山下恭平 代表
第437号(2018/04/10発行)10面