《Sharing Economy》Pick Go 配送マッチングで業界改革 ドライバー3500人超
2018年04月16日
Sharing Economy
Pick Go 配送マッチングで業界改革 ドライバー3500人超
軽貨物特化の配送マッチングサービス「Pick Go」を提供するのが、CBcloud(東京都千代田区)だ。月間のマッチング成立数は前年比で約5倍と成長を見せる。
荷主はネットで申込み、引受け可能なドライバーを選ぶことでマッチングとなる。現在の登録ドライバー数は3500人超。貨物軽自動車運送事業の届け出をしている個人ドライバーのみ登録できる。
▲荷主側の画面(デモ)。集荷先、配送先などの情報を入力し、依頼できる。
ドライバーを個人事業主に限定し、「荷主には〝速さ〟を、ドライバーには〝もうかる〟を提供できる」(取締役CSO皆川拓也氏)と話す。
従来の物流業界では配送依頼が入ると二次、三次請け...と複数の会社を経由する構造の為タイムロスが発生。また各社が中間マージンを抜く為、末端の業者は低価格で業務を請負う形となる。「当サービスはプロが運ぶので高品質。また料金は一般の配送料と変わらない為、ドライバーには納得した報酬を支払うことが可能。金額確定後、平日14時半までの申請で当日入金ができる」(皆川氏)。
依頼から中央値2分52秒でドライバーがサイト上に現れる。マッチング率は98.6%。利用者は建材卸売業業者や印刷業者、弁当店など様々だ。
▲皆川拓也 取締役CSO
第437号(2018/04/10発行)10面