【一工夫レポート】SUNNY SIDE UP 提案型ラックで売上5倍に
2018年04月19日
【一工夫レポート】
成功を収めているところには必ず理由がある。商品ディスプレイ、メンテナンス、会員特典...事業の運営において様々な工夫を凝らしている企業・店舗を訪問。今回はリサイクルショップ、古着店などの4社をレポートする。
CASE1:SUNNY SIDE UP 下北沢店
▲1つのラックにまとめて配置
提案型ラックで売上5倍に
古着を取り扱っているSUNNY SIDE UP 下北沢店(東京都世田谷区)では、「さりげない提案型のラックをつくる」ことで売上を5倍に上げた。
商品をカテゴリごとに分けてラックをつくるのではなく、ひとつのラックに「トレーナー」や「Tシャツ」、「ジャケット」、「スカート」を戦略的に並べている。
すると、「Tシャツを手に取った人がラック内のジャケットも一緒に買う」というような現象が起きると言う。
マネキンや吊るしで提案するのではなく、ラックを見ただけで全身コーディネートがお客の頭に浮かぶよう、立体的に売場をつくる。さりげなさがポイントだ。
▲シャツとジャケットも一緒に配置している
「商品がよく動いている時には、そのラックを継続して作っています。在庫の動きが鈍いなと思った時には、すぐに別の色味やテイストなどで新たなラックをつくりチャレンジしています」(竹村未来店長)
▲竹村未来店長
第437号(2018/04/10発行)12面