ワットマン 「お試し」実店舗でEC強化し、EC率20%を目指す
2018年07月10日
ワットマン
「お試し」実店舗でEC強化
中古高級オーディオ・自転車に特化
ワットマン(神奈川県横浜市)はネット販売強化のための実店運営に乗り出した。
「カウマン」の屋号で高級オーディオとロードバイクをそれぞれネットとリアルで買取・販売を行う。
店頭で商品確認や試聴や試乗を提供し、〝フォロー店〟として販売につなげる考えだ。
同社はネットにおいて高級オーディオの買取・販売を2年前に先行して開始。ロードバイクは今回の実店出店を機に開始した。
同実店はワットマンサクラス戸塚店に隣接。合計約60坪の売り場の40坪をオーディオ、20坪をロードバイクに分けている。
オーディオではデノンやマランツなどを中心単価4万円程、ロードバイクではキャノンデール、コルナゴなどを同10万円程で販売している。
オーディオでは既に、「ネットで申込み、店頭で実物確認・購入するお客が2~3割を占めている。ネットのみでやっていた時よりも、問い合わせの数も1・8倍に増えた」(ネット事業グループ カウマン担当 得居則之課長)と言う。
同社は神奈川19拠点に44店のリユース店を展開。主力商材は服飾、電化製品、パッケージメディアなど。
2018年3月期の売上高は35・5億円。今期の戦略テーマの1つに「ネット事業の拡大」を挙げている。
現在、同社全体でのEC販売率は12%。「カウマンを通して、EC率を20%までに上げていきたい」(得居課長)と話す。
第443号(2018/07/10発行)1面