JOAオークション、データ消去など更なる付加価値を
2018年09月11日
OA機器競り30周年
データ消去など更なる付加価値を
会員数350社のOA機器を扱う「JOAオークション」が10月、1988年の初競りから30周年を迎える、運営するのは中古のバイクオークション事業を中心に展開する、BDSHOLDINGS傘下のジェーオーエー(千葉県柏市)。
30周年を迎えるにあたり、虻川信太社長は「かつては大阪の事業所をクローズするなど苦境もありました。それでも30周年を迎えることができたのは継続して参加してくださる会員店様のおかげ。今後も長く必要とされる企業を目指し、サービスの充実を図ります」と話した。
▲虻川信太社長
同オークションでは出品数の7割を占めるPCを中心にタブレットやカメラ、スマホなどが競りに掛けられる。インターネットを利用した応札にも対応する。毎週火曜日に開催しており、1回の取扱高は5000万~6000万円で、出品量は6000~1万台、成約率は90%以上。2020年のウィンドウズ7サポート終了に向け増加傾向にあり、物量は昨年比でプラス30%の伸びを見せている。
オークション会場で直に出品商品を確認できる200坪の展示倉庫を設けており、実物を確認後即応札できる点が売り。また、オークションの落札結果を会員向けに毎週配信し透明性をアピールする。過去の落札価格はWEB上で参照でき、相場変動など事業者の情報収集にも役立てることができる。同社はキッティングやデータ消去、オークションで集まるビッグデータを活用しての商品価値の変動予測など、オークションを基点にサービスを拡充してきた。今後も定期的に実施する会員店との 勉強会を通じてサービスに磨きをかける。
第447号(2018/09/10発行)2面