【1問1答】真理書房 石黒敏彦店長
2018年09月30日
「街の古本屋」を続けたい
Q 創業は?
「1978年。学生の時から古本店を開業したかった。開業当初は本を置けば売れる時代。ちり紙交換で回収された本を買い取り、販売販売した。」
Q ネット販売も行っている?
「2年前から店舗を続けつつ、ネット中心の経営に移行。しばらくネット販売のみだったが、新店舗を6月に始めた。」
Q どんな本を扱っている?
「人文社会科学の本を中心に、雑誌、一般書など。大学の教授から古い書物を預かることもある。」
Q お客さんに選ばれているポイントは?
「勉強を重ね、興味深い文学を見つけ、お客様に紹介してきた。同じ本を10冊売ったこともある。」
Q 気になることは?
「今はネット販売しないと赤字になる。店舗がどんどん消えていくことが寂しい。本を読まない時代で文化の衰退が心配。ただ拘りがありすぎると不良在庫を抱える。思い入れでくない。」
Q 今後の展開は?
「原点に戻り、ネット販売を続けながら、細々と『街の古本屋』を続けたい。
第448号(2018/09/25発行)7面