LIFULL senior 空き家活用に遺品ノウハウ提供
2018年11月28日
空き家活用に遺品ノウハウ提供
地方自治体と連携進める
遺品整理業者のマッチングサイト 「みんなの遺品整理」を運営するLIFULL senior(東京都千代田区)は、不動産検索サイト「HOME'S」で知られる親会社LIFULLが展開する「LIFULL HOME'S空き家バンク」との連携を深めていく。
空き家バンクは、地方自治体が募集する空き家等と、それらの利活用を希望するユーザーをマッチングする情報サイト。移住や飲食店・ゲストハウスの開業など目的にあった空き家を探すことができる。現在500以上の自治体と連携しているという。空き家を再活用する際にネックになるのが、建物内部の残置物の片付けだという。
ここでみんなの遺品整理で得た知見を活用し、案件にマッチする遺品整理業者の紹介やノウハウ提供、遺品整理士の育成支援を展開していく考えだ。3月には空き家バンクに登録する宮崎県日南市と組み、遺品整理を活用した空き家整理と廃材、古道具を活用するプロジェクトを開始している。
「成功事例を作り、『みんなの遺品整理』のノウハウを提供する自治体を増やしていきたい」(事業担当者)。みんなの遺品整理は、顧客が地域や依頼内容を入力すると条件に合致した業者を表示する、遺品整理に特化した検索サイト。相談員を通じたマッチングも行う。掲載には遺品整理士認定協会が認定する遺品整理士資格の保有とライフルグループ独自の審査通過が条件となっている。
第452号(2018/11/25発行)4面