ビーラボ、中古スマホを見守りカメラ化
2019年02月28日
中古スマホを見守りカメラ化
ペットや高齢者の安否確認に
IoTデバイス等の企画・輸入・卸売を行うビーラボ(東京都千代田区)は昨年12月より、中古スマートフォンを見守りカメラ化する「DAVV(ダブ)」の販売を開始した。メーカーは韓国ソフトウェア企業のOPUS ONE INC。アイデアや試作品の商品化を支援する消費者参加型プラットフォーム「+Style(プラススタイル)」にて購入可能。価格は税込み7980円。対応OSはAndroid4.1以上。iOSへの対応は今年初旬を予定している。
同製品はモーターを内蔵したスマートクレードルだ。ユーザーは機種変更などで使わなくなった古いスマホと使用中のスマホの2台を用意。それぞれに専用アプリをインストール後、セキュリティカメラやベビーモニター、ペットモニターとして利用する。遠方に住む親など、高齢者とのコミュニケーションとしても活躍する。360度回転するライブカメラ、動き感知&自動録画、温度&湿度感知などの機能を備える。古いスマホは画面が割れていても、カメラ機能が無事であれば使用可能だ。
当初50台弱を試験的に販売し、約3週間で完売。iOS版の登場や需要に合わせながら販売数を拡大させていく予定だ。「世界にはゴミとして扱われているスマートフォンがすでに数億台存在している。有益な再利用方法を考えていきたい」(矢野雅也社長)。
第458号(2019/02/25発行)4面