釣具のイシグロ、越境ECサイトに月3000点出品
2019年03月26日
中古売上1割が海外
越境ECサイトに月3000点出品
新品・中古釣具店を東海地方中心に25店展開するイシグロ(静岡県浜松市)が越境販売に注力している。越境ECのゼンプラスに月3000点出品し、中古売上1割を同ECで構成。今後は自社主導で新品PB商品の海外販売を視野に入れ、越境販売の反響を元に市場調査を行う。同社は半年前にゼンプラスでの販売を開始し、ダイワやシマノなど国内メーカーの釣り用品を単価1万8000円程で出品。
同社店舗では、8年程前より海外バイヤーによるまとめ買いが頻発していたほか、2017年にリリースした中古釣具の自社ECで、海外バイヤーからの注文を実店舗以上に受けていた。「現在は特に東欧での釣具需要が高い。また、東南アジアは生活のために漁として釣りをしているが、インフラが整い、漁からレジャーへ成長するのではと注目している」(オンライショップ事業課 主任 上村陽介氏)
ゼンプラスに出品する際、付属品に関する項目がないため、商品情報欄に付属品有無の記載を徹底している。この作業には、自社ECの商品情報をゼンプラスに取り込む際のCSVファイルに、自動でメーカー名や付属品情報を追記するロジックを組み込んでいる。ゼンプラスでは決済、関税、物流、言語対応をゼンマーケット(大阪府大阪市)が代行。売手業者は商品をゼンマーケットの国内倉庫に送るだけでよい。また3月に旧名称のゼンマーケットプレイスより改称した。
第460号(2019/03/25発行)2面