寛容宿所宗家、残置物活用の民泊 3月に千葉・船橋にオープン

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寛容宿所宗家、残置物活用の民泊 3月に千葉・船橋にオープン

2019年04月14日

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5C-2.JPG▲宗華オーナー

残置物活用の民泊
3月に千葉・船橋にオープン

残置物を活用した民泊が話題を集めている。3月にオープンした寛容宿所宗家(千葉県船橋市)は、民泊予約サイトのエアビーアンドビーに室内画像を掲載したところ、ターゲットである訪日中国人の予約が殺到。3月末の時点で100万円分のブッキングを確保している。神社関係者だったという前の家主が残した残置物やリユース品を活用し、神社を意識したという内装が注目の理由だ。神社の飾りを祀るスペースがあるのが、かつて神社関係者が住んでいた古家ならでは。神社の飾りや賽銭箱が、前の家主から引き継いだ残置物だという。

両端で存在感を放つ五月人形はフリマアプリを通じて5000円で購入した。「外国から来たお客さんがイメージする『日本っぽい空間』を演出することで『ワオ!』と感動を与えられます。本来の使い方と違う?でもそれでいいんです。通常であれば捨てられてしまうものを蘇らせているわけですから(宗華オーナー)。残置物やリユース品など古いものの魅力を引き出す空間づくりのアイディアは、モノからコトへと消費が移り変わる中で、古物を売買する上でも参考にすべき点がありそうだ。

5C-P1.jpg▲2階の寝室。神社をイメージしたという

第461号(2019/04/10発行)5面

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