【まだ間に合う!越境EC スタートアップ講座】Vol.4 日本の高額商品が売れる理由

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【まだ間に合う!越境EC スタートアップ講座】Vol.4 日本の高額商品が売れる理由

2019年06月20日

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今回の記事では、海外から見た日本の商品の魅力を紹介します。eBayの年間流通総額は約10.6兆円。日本商品の販路は全体の6割近くがアメリカで、2割弱がヨーロッパです。中でも、イギリスとドイツでは腕時計やブランド品のハンドバッグ・財布が売れ筋ランキングで上位にランクインしています。

 

なぜ日本の高額品は売れるのか?

海外から見ると、信頼度の高い日本のリユース品。また日本の中古市場は成熟していて、高いポテンシャルがあり、古物売買のシステムも他国にはないほど発展しています。たとえば、日本の真贋力の高さは海外にも引けを取らない技術力で、さらに値段は現地相場と比べると安いことが魅力になっています。米国のeBay消費者アンケートによると、日本から高額品(ブランド品)を買う理由は大きく4点ありました。1つ目は、品質が良い。2つ目は、偽造品が少ない。3つ目は、価格が他より低い。4つ目は、商品の説明が正確であり、丁寧であること。客観的に捉えても、日本のリユース品の国際競争力は高いことが分かります。

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アメリカでの口コミ・リピート

eBayの米国サイトからのリピーターは多く、アンケートでは8割以上の人が「また日本から購入したい」と回答しています。海を超えて商品を送ってもらうというトランザクションも含めて、日本のセラーの方が良いと見られているわけです。またモノによって売れる時期・季節が違います。米国には、「タックスリターン」と呼ばれる、過払いした税金が戻ってくる時期が春先に到来。この時期は財布の紐が緩み、ロレックスやオメガなどの高級腕時計の販売数が増える傾向にあります。米国での消費者の割合は、9割が一般消費者です。残り1割が、事業者や転売を目的に購入しています。中でもカリフォルニア州にはバイヤーが多いです。

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イーベイ・ジャパンでは、日本のハイブランド品セラーの認知拡大やストアへの送客をサポートし、新規顧客、リピート訪問・購入をアシストしています。

第465号(2019/06/10発行)12面

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