テンポスHD、他社の出品受付け 今期50社中古厨房店募る

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テンポスHD、他社の出品受付け 今期50社中古厨房店募る

2019年07月25日

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1C-1.png▲中古厨房機器のプラットフォーム事業に参入

厨房機器買取・販売大手のテンポスHD(東京都大田区)が、自社ECサイトに他社商品の出品を受付ける事業に乗り出した。中古厨房機器のプラットフォームとして、「中古の殿堂」の名称でサービス発足。全国のリユース店を対象に今期50社の掲載を目指す。7月現在で31社より承諾を得ている。

同社グループのテンポスドットコムが手掛ける、厨房機器のECサイト「テンポスドットコム」の中に、中古の殿堂を特設。そのサイト上に、一般リユース店が飲食店から引き上げた中古機器の出品を可能とした。リユース店側は、価格やサイズ等の商品情報と画像をテンポスドットコムに渡すだけでよい。3年間は無料で出品できる。4年目以降、販売手数料として1%程度を検討している。

「圧倒的な商品量を揃えているので、飲食店事業者は何を買うにもまず、当社サイトを見に来る。その中で他社商品の露出が増えれば、売上に貢献できる」(テンポスHD森下篤史社長)

1C-2 - コピー.JPG▲テンポスHD 森下篤史社長

テンポスドットコムの2018年度実績は、月間訪問数が22万人。年間売上が20億円。35%を中古が占める。

テンポスHDの19年4月期売上高は301億円で前年比3.6%増。営業利益は19億円で同2.6%減。「テンポス」の屋号で実店舗販売を主体に手掛けるテンポスバスターズ単体では、売上高が122億円、営業利益は11.7億円。過去最高益となった。

第468号(2019/07/25発行)1面

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