セカンドブーム、米ヴィンテージ衣料に特化 同業者に"什器ごと"販売も
2019年07月28日
▲業販も強化している米ヴィンテージ衣料専門店「セカンドブーム」
恵比寿で実店舗1店を運営し、米国のヴィンテージ衣料に特化し販売するのがセカンドブーム(東京都渋谷区)だ。ラッセルやリーバイスなど500品を揃える。近年は小売のほか同業者への販売も強化。ラック等の什器も米国で同時に買付け、新規開業者らから引き合いを集めている。
同社が販売する古着やデッドストック衣料の単価は3,800円〜1万2,800円程度。同業者からの大口仕入れにも応えている。また、国内では見かけない独特のディテールを持ったラック等も取扱い、1台あたり10万円〜で販売。同社は年に2回米国へ赴き、全土を巡って、都度40ftコンテナ1台分の商品量を集めている。
同社が得意とする商材の1つが、俗にミリタリーと呼ばれる軍服デザインの衣料。元は軍事利用を想定され作られているため、1950〜70年代は特に素材が丈夫だ。だが、吸汗性に優れた素材を使うなど、徐々に商品品質がアップデートされ、旧モデルの滞留が発生。これらを同社が日本に持ち帰り、「特にアメカジを好む、30代後半から50代後半男性」(髙橋優人店長)に訴求している。
第468号(2019/07/25発行)3面