《全国ダーツの旅☆滋賀県》京都屋質店、インスタ見て国産時計の実物見たいと 家族で来店した京都観光の外国人客
2019年08月09日
リサイクル通信 全国ダーツの旅
~滋賀県 編~
ダーツの矢がささったエリアのリサイクルショップに取材するコーナー
インスタ見て国産時計の実物見たいと
家族で来店した京都観光の外国人客
京都屋質店(滋賀県大津市)はシチズンやセイコーなど国産のヴィンテージ時計に強みを持つ老舗質店だ。
同店では3年ほど前からインスタグラムで時計画像を投稿しているが、それを見た外国人が観光ついでに「実物が見たい」とよく来店するようになった。店は滋賀県大津市にあるのだが、京都市内から20分ほどと近く、店名からも京都にあるヴィンテージショップだと勘違いするらしい。
「今ではスマホの翻訳機能を使っての対応にも慣れましたが、初めの頃は英語が苦手なので、勘弁してよという気持ちでした。なので、最初に来店されたお客様は特に印象に残っています」と中野英樹店長。
そのお客は欧米から来日した家族づれで、インスタグラムで見たセイコーの時計が見たいとのことだった。男性は時計のコレクターらしく、熱心に何本かの時計を見比べていたが、妻や娘たちは店内を見て回ったり、店の前を走る電車を物珍しげに眺めたりしていた。最終的に男性は約30万円のグランドセイコーを購入し、一家は満足げに店を後にしたという。
「インスタグラムには英語の説明も付けているので、問い合わせもよく来ます。高額のヴィンテージ時計を購入されるのは、大半が外国人のお客様です。SNSを活用すれば、日本にいてもボーダーレスなビジネスが可能なのだと実感しています」(中野店長)
第468号(2019/07/25発行)19面