《全国ダーツの旅☆滋賀県》kimono tento、洋服感覚の着物コーデに出会い 新しい着方にハマった50代女性客
2019年08月09日
リサイクル通信 全国ダーツの旅
~滋賀県 編~
ダーツの矢がささったエリアのリサイクルショップに取材するコーナー
洋服感覚の着物コーデに出会い
新しい着方にハマった50代女性客
kimono tento(滋賀県大津市)はアンティークやユーズドの着物・帯を中心に、時代を問わず泉陽香店主が心惹かれるものを集めたセレクトショップだ。コンセプトは「着物を洋服感覚で自分らしく着こなす」こと。泉店主のコーディネート力の高さに魅了され、同店には幅広い年代の常連客が集うが、その中の一人に50代の女性がいる。
その女性が来店したのは数年前、目的は娘が成人式で着る着物の半襟を探すことだった。店内のディスプレイを見て感嘆した様子だったが、連れの老母が「着物なら家にたくさんあるじゃない」と言うので、しぶしぶ帰ってしまった。ところがその日の夕方、その女性が一人でやってきたのだ。
女性は着付けができず、嫁入り時の着物に手を通したことも無かったが、「こんな可愛い着物なら着てみたい!」とその場で一式購入した。そしてすぐに着付けを習い、泉店主がセレクトした着物や帯のコーディネートで、それまでの固定概念に囚われない着こなしにハマっていった。
「今ではご自分で帯や小物を作ったり、帽子やブーツなどを合わせた自由な着こなしを楽しんでおられます」と泉店主。
同店は小物まで揃えても2万円以下の商品も多く、洋服感覚で着物のおしゃれを楽しむことが出来る。
第468号(2019/07/25発行)19面