ネットジャパン、宝石大会の初競り11億円 出品殺到で自社荷を調整

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ネットジャパン、宝石大会の初競り11億円 出品殺到で自社荷を調整

2019年08月13日

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ネットジャパン主催の宝石大会の初競り出来高は11億円
国内外から多数の有力バイヤーが揃い、当日の参加者は250社
参加企業は商品の量、質を絶賛

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ネットジャパン(東京都台東区)が運営する宝石を競る業者間オークション「NJオークション」の初競りが7月20日、21日に開催され、出来高が約11億円となった。

1-2IMG_3677.jpg▲NJオークションの初競り

地金商大手の同社が主催する古物市場ということもあり、開催前から大きな注目を集めていた。当初は出品900箱、出来高6億円を想定していたが、出品募集開始から数日で1,000箱を越え、自社の出品を抑えて調整した。最終的な出品は1,052箱で1万点以上の荷となった。

ダイヤルースと宝石とで日にちや時間帯を分けて開催したことで、バイヤーの参加もしやすかったようだ。インド等の海外、国内の有力バイヤーが多数揃い、開催前の会員数は約440社、当日の参加者は250社となった。参加した企業は「量、質ともにトップクラス。他の宝石市場にも影響を与えそう」と感想を漏らした。新井春芽NJオークション社長は、「さらなる改善を加え、業界のプラットフォーマーになるべく、努力を怠らずに頑張って参ります」と話す。

同社は、香港でオークションを開催しているが、国内では初めて。3年前にダイヤ・宝飾品の古物市場「パーク会」を運営するパークディアムを傘下に収めていた。初競りから出来高が10億円を超えるなど、インパクトの大きい滑り出しとなった。今後ジュエリーオークションの勢力図を大きく変えることになりそうだ。

同オークションの歩銭は3.5%(外税)参加費は1開催につき6,000円。下見期間は開催前の6日間。毎月1回の開催で次回は、8月20、21日を予定している。

第469号(2019/08/10発行)1面

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