ブックオフウィズ、「洋酒OFF」年間買取6千本 ブランデー、ウイスキーなど
2019年08月27日
香川・岡山・大阪でブックオフのFC店を展開するブックオフウィズ(香川県高松市)では、「洋酒OFF」事業が実を結び始めている。ブランデーやウイスキーなど、年間6,000本を買い取っている。洋酒OFFは、ブックオフのグループ会社である同社が一昨年に立ち上げた独自屋号だ。
ブックオフウィズが展開する店舗はブックオフのほか、主に古着を扱う「ビースタイル」や、ブランド買取販売「キングラム」など計20店。同社は商材拡充を図り、2015年にお酒の買取りを始め、現在の洋酒OFFに発展させた。現在、うち13店で洋酒の店頭買取を実施。
洋酒の販売は、売上の半数ほどがヤフオク!によるもの。ブックオフやキングラムの7店では店頭販売もしている。ブックオフで買い取った古本で、『ウイスキーの教科書』、『カクテルBOOK300』といった、お酒にまつわる書籍をまじえて売り場や商品棚を装飾するなど、独自の店づくりも行っている。
「ブックオフは老若男女が楽しめる所。お酒と本、どちらを入口にしてもお客様を呼び込めるのは、ブックオフブランドの強み」(EC事業部石丸小百合マネージャー)
売価5,000~8,000円程度なら、ネット販売での動きが活発という。一方で、高級品なら店頭販売が主体。また近年は、「響」「山崎」「白州」といった国産ウイスキーの海外需要が高く、ネット・店舗ともに中国系バイヤーを中心に集客できている。
今後は洋酒OFFの屋号で、品質管理の難易度が高いワイン、ビール、日本酒なども扱っていきたい考え。
第470号(2019/08/25発行)2面