ブランディア、wajaのEC事業を譲受 自社販路強化へ
2019年08月27日
宅配買取サービス「ブランディア」を運営するデファクトスタンダード(東京都大田区)は、8月5日にwaja(東京都港区)が運営するEC事業の譲受契約を締結した。実行は9月から。買収額は非公表。当該事業の売上規模は5億1,500万円。デファクトスタンダードは自社販路での品揃えを増やし販売を強化する。
デファクトスタンダードはブランディアのサービスを通し、バッグ、洋服、時計、アクセサリーなどをユーザーから買い取り、国内外ECサイトで販売してきた。近年は「ブランディアオークション」を立ち上げ、自社販路を強化中だった。
一方wajaは、世界中のバイヤーが現地で仕入れた商品を販売する「WORLDROBE」など、3つのEC事業を運営してきた。本件によって、ブランディアやブランディアオークションのユーザーに対し、wajaのECモール上で掲載される海外の新品やアウトレット品の訴求が行える。デファクトスタンダードは、ユーザーの新品購入に応じた中古品売却の動きを加速させ、ブランディアでの買取りやブランディアオークションでの中古品販売において、商品量を増やす狙い。
wajaは今後、「PANAMA(パナマ)」の名称で展開してきた、ささげ特化のEC支援事業に集中していく。
第470号(2019/08/25発行)2面