【インフルエンサーの今〜古着編〜】centerwave、独自の福袋販売で売上10倍 名古屋・大阪でも大人気

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【インフルエンサーの今〜古着編〜】centerwave、独自の福袋販売で売上10倍 名古屋・大阪でも大人気

2019年09月07日

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インフルエンサーがリユース業界にも登場している。インフルエンサーとは世間に影響力のある人物の意。主にSNSを活用して若者を中心に数万人ものフォロワーを抱える。彼らの力が売上や集客に直結した事例をここで紹介する。

ファッションプロデュースサービス事業を展開するcenterwave(愛知県名古屋市)と古着インフルエンサー「えのちゃん」がプロデュースする古着店「anoco no oheya」が7月7日、高円寺にオープンした。

①.jpg▲古着インフルエンサー「えのちゃん」

同店は昨年11月にECサイトでの販売を開始し、大阪・名古屋での不定期のポップアップショップを経て、今年の7月に実店舗をオープンさせた。特長はサービスのきめ細やかさだ。アパレル業界でよく見られる福袋を工夫して販売。通常は店側が一方的にコーデを組むが同店は利用者からのヒアリング内容を元に中身を変えた。「事前にユーザーから体重、身長、ウエスト、コンプレックスなどをヒアリングし、さらに顔写真まで送ってもらい、えのちゃんがその人に合うと思った服を選んで福袋を提供した」(チーフマネージャー石川雄一朗)。11月時点でのECの売上は50万円だったが、福袋企画を経て、12月には売上が10倍の500万円にまで増えた。

えのちゃんにはインスタグラムで3万人、Youtubeチャンネルには1万4,000人のフォロワーがいる。彼女と世間話をするために訪れる熱心なファンもいるという。悩みや恋愛の相談をされることもある。彼女の影響力もあり、GWに名古屋で開催したポップアップショップには、1日で120~130人訪れ、2日間合計で60万~70万円を売り上げた。

今後のビジョンとしては大阪・名古屋への出店も考えている。東京のみならず地方にもファンがいるインフルエンサーならではの展開だ。

第470号(2019/08/25発行)15面

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