メモリーゴールド、時計の買取販売に注力 自社EC開設常時在庫120本
2019年09月19日
兵庫で買取店4店を展開するメモリーゴールド(兵庫県尼崎市)が、時計の買取販売に注力している。自社ECサイトを設け、ロレックスなど120本以上の在庫を常時提供する。女性利用の傾向が高いフリマアプリの台頭に対し、男性所有が根強い「時計」を今後の成長軸に据えている。
▲メモリーゴールドの中古時計のECサイト
同社は時計の買取りで、ユーザーが複数業者に一括で買取見積を依頼できるサイトに参加するなどし、集客を行っている。買い取った時計のブランドや状態を見て、自社ECサイトや外部ECモールでの小売か、市場売却かに仕分けをする。最近では神戸の修理業者と連携するなどし、商品状態を上げて小売流通を増やしてきたことで、業績が上向いているという。「売価は100万円を超えるものもあるが、10万〜60万円が中心。月10〜20本程度動きがある」(山田貴光社長)
また、販売後3ヵ月間の保証を付けている。
同社はリユース業を創業し、今年で10年目になる。貴金属の買取りが主体だったが、ブランド品のBtoC買取へと徐々に移行。「主婦層などフリマアプリへ顧客が流れるなど影響はある。その影響を受けづらい男性向け商材に力を入れて行きたい」(同社長)
8月にはペイパルを導入。越境販売への参入も視野に入れている。
第471号(2019/09/10発行)8面