Yamato Day、中古ブランドで年商10億円 早朝・夜間でも出張買取
2019年10月03日
ブランド時計やバッグのリユース事業を展開するYamato Day(東京都台東区)は、3期目となる今期、8~10億円の売上を見込む。早朝や夜間でも出張買取を行うなど柔軟な対応で顧客を獲得している。
顧客には大企業の社長や役員が多く、「一般的なサラリーマンとは生活リズムが異なる」(醍醐拓司取締役)という。要望に応じて早朝7時や夜10時などでも駆けつけるほか、都内から大阪にまで出向くこともある。
「顧客のうち半数がリピーターと紹介客で構成されている。広告費はほとんどかけていないが口コミで顧客が広がった」(同取締役)
在庫管理や広告、修理や一部の仕入れを外注に回すことで業務量を減らし、従業員のスケジュールにゆとりを持たせている。「出張買取の時間に融通を利かせている同業他社はいない」と醍醐取締役は話す。
取扱う主力商材はリシャール・ミル、パテック・フィリップ、オーデマ・ピゲなどの高級時計だ。全体の売上の6割程度を時計が占める。主に国内の出張買取で仕入れ、シンガポール・イギリス・イタリア・米国などに卸している。
第472号(2019/09/25発行)7面