あい川質店、売れ筋は「見やすい時計」や「軽いバッグ」高齢者に人気
2019年11月08日
あい川質店(東京都台東区)は1930年から下町の人々を支えてきた。「高齢者が多く、主な質草は喜平や印台。
質草は懐かしの印台や喜平が多い
売れ筋も見やすい時計や軽いバッグが高齢層に人気で、次いで金のアクセサリーが日本在住のフィリピン人などに人気」と話すのは4代目の相川武一店長。商品のほとんどを店頭で販売している。
相川武一 店長
質草は変化を見せつつある。蔵のスペースを活用すべく、楽器の取り扱いを2年ほど前に開始したところ、フェンダー、ギブソンなどのギターを質草にしたいお客が来るようになった。現在も楽器を手放したくないがお金が必要という層のニーズに応え、千葉や埼玉からの来客もある。質草で多いのは、購入価格30万〜40万円程度のギター。
普段は10名ほどの来客だが、多い日は30名が質請けなどで店を訪れる。そんなあい川質店は、10月から改装を計画。店構えは大きく変えないが、駐車場を新設予定だ。
第474号(2019/10/25発行)17面