コメ兵、ブランドオフへのスポンサー支援が最終契約に至る
2019年11月10日
コメ兵(愛知県名古屋市)はブランドオフ(石川県金沢市)へのスポンサー支援が最終契約に至ったと10月25日に発表した。コメ兵は100%出資のK―ブランドオフを10月11日に設立、これを継承会社としてブランドオフの事業を譲り受ける。
K―ブランドオフの代表取締役社長には、コメ兵の執行役員で経営企画副本部長や海外事業等を担当する山内祐也氏が就任。継承会社ではブランドオフの「債務の履行については問題と判断している」としており、金融債務等は引き継がずに移管する見込みだ。コメ兵が継承会社に貸付を予定しているが、金額は未定としている。
ブランドオフは、香港や台湾等の海外においての事業経験、実績等がある。また、国内ではコメ兵が出店していない金沢等に店舗を有している。さらにブランドオークション事業も展開する。コメ兵はこれらを取り込むことで、単独での事業展開を行うより成長の加速が見込めると判断し今回の結論に至った。
ブランドオフ創業者である安山勉氏の処遇については未定だが、12月3日頃までには決まる見通しだ。両社では9月20日にスポンサー支援に関する基本合意書を交わしており、その後の動向が注目されていた。
第475号(2019/11/10発行)1面