エコレグループ、フィリピン3拠点で道具市ビニャンの市場を直営化
2019年12月02日
エコレグループ(東京都町田市)は、フィリピン・ビニャンの道具市を直営化した。既に9月から運営を開始。また、バコールに新規発足した「レン・ア・マークジャパンオークション」では、日本サプライヤー向けに事務局を担う。同社が現地で携わる市場は3拠点(うち直営が1)となった。
同社が今現地で携わる市場は、ダスマリニャスとバコールで競る「レン・ア・マークジャパンオークション」と、この度直営化した、ビニャンで競る「ATC JAPAN AUCTION」。
主には家具、家電、スポーツ用品、食器、アクセサリー、そのほか生活用品を競る。日本サプライヤーから一挙に荷受けし、各地へ分配している。荷が増えてきたことで、市場の増設に至った。
市場会場に集まる日本からの中古商材
アクティブなサプライヤーが今15社ほどおり、1週間に40フィートコンテナ8本ほどを受けている。各地で毎週1回開催し、1回にコンテナ2〜2・5本分を競る。おおよそ、1本分で出来高70万ペソ(150万円ほど)を上げている。各地で1回に50〜70人のビッターが参加している。木下優社長は今後も荷が増えることを予想し、直営のビニャンの市場を、ゆくゆくは週2回開催にしたい考え。
木下優社長
同社では今、日本とフィリピン間における物流管理体制を強化。提携先の乙仲とタイアップし、サプライヤー向けに物流費・追加チャージのコスト削減実現や、出港から市場会場到着までをタイムリーリポートする体制を構築中だ。
第476号(2019/11/25発行)8面