月曜会、主催者がラーメン振る舞う総合道具市
2019年12月21日
古物市場データ
嘉多氏による朝会で場が和む
新日本リサイクルオークション千葉会場 月曜会(道具市)
会 場 千葉県千葉市花見川区内山町28-14
開催日 毎週月曜日
時 間 11:30~終わりまで
「今日は味噌ラーメンね!」主催者の嘉多稿師氏は毎回自身で参加者全員に手料理を振る舞う。その数はなんと80人前。「うちはご飯を食べるために来る人もいるんじゃないかな」と嘉多氏は陽気に冗談を飛ばす。参加者の女性は「和気あいあいとしすぎているくらいに雰囲気がいい」と同氏手作りのラーメンを食べながら嬉しそうに話した。
主催者自らラーメンを振る舞う
月曜会(運営:日本リサイクルオークション)が10月28日の午後、千葉市の倉庫で開催された。家具・家電・雑貨を中心にブランド品や貴金属も取り扱う総合道具市だ。ユーモアを交えた同氏の朝礼の挨拶が終わると、この日集まった40人近くの参加者は各々リラックスした様子で競りに臨んだ。
20年以上にわたって開催されてきた同市場には登録者が2000名以上を数える。国内のみならず海外からもバイヤーが参加し、中国、東南アジア、パプアニューギニア、スリランカと国際色が豊かだ。出来高、出品数は非公表だが物量は大型車4台分くらいになるという。今年の5月に会場を移転したばかりで、222坪の競り場と80台の車が入る駐車場、10畳ほどの宿泊用の部屋など、施設は充実している。総坪数は1000坪だ。
お昼が近づくと同氏が振る舞うラーメンを食べようと参加者は別室へと移動する。そこは定食屋と見まがうほど作り込まれた食堂だ。参加者らに話を聞くと「私は6年近く来ている」「僕は20年以上関わっている」など愛着を見せる人が多かった。
「うちはレアものが多いと思う。売価が400万円の屋久杉の机が3500円で売れたり、ソファセットが1000円で売れたり。単価が安いと思う」(同氏)
和気あいあいとした雰囲気が特徴
〇成約率:99%
〇平均単価:1500~3000円
〇平均参加社数:40社
〇出品構成比(出品の内容):全般
入会金:0円
年会費:0円
参加費:2000円(食事つき)
買い歩:消費税
売り歩:15%
税方式:外税
第477号(2019/12/10発行)13面