イー・エフ・オー、ミセス層に好評「イッセイミヤケのプリーツプリーズ」
2019年12月23日
「メリット」などリユースファッション店を運営するイー・エフ・オー(東京都台東区)。11月20日に上野で新店舗をオープンしたばかりだ。売れ筋はイッセイミヤケの「プリーツプリーズ」。ジャケットで1万~2万円、パンツで7000~1.5万円の値がつくが、どの店舗でもすぐに売れていく。「プリーツプリーズが入ったら電話して!」と頼むお客もいるそうだ。
商品の仕入れはお客から行うが、同店は買取ではなく委託販売。委託中に買い手が現れると、売上額の5〜6割が元の持ち主に還元される。
売れ筋になる理由は客層だ。「メリット」顧客の大半はミセス層であり、プリーツプリーズの体型問わず着られる伸縮性と、皺になりにくいポリエステル素材が好評。また、「モノ以外の繋がりを大切にする」という理念もリピート客を離さない。「お客との関係がモノだけだと、他店が100円安ければ離れてしまう」
そんな江口武志社長がDM代わりにと毎日更新するツイッターには、商品だけではなく愛娘の写真やマラソン大会の写真が並んでいる。江口氏は「新商品入りました、という投稿だけじゃつまんないから」と笑顔で話す。
江口武志社長(左)と上野店の斧田みゆき店長(右)
第477号(2019/12/10発行)15面