セカンドストリート、約1万人の頂点に「キングオブバイヤー誕生」

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セカンドストリート、約1万人の頂点に「キングオブバイヤー誕生」

2020年02月17日

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人材

古着店や総合リユース店の『セカンドストリート(運営:ゲオ・愛知県名古屋市)』から、「キングオブバイヤー」が誕生した。ゲオは1月17日、これを決める社内コンテストを開催。定期実施しているテストで好成績を収める10名が決勝に選ばれ、早押しクイズや買取接客のロールプレイング対決に挑んだ。スーパーセカンドストリート柏沼南店所属の大畑真澄さんが、約1万人いるバイヤーの頂点に立った。

ゲオが開催する「キングオブバイヤー」は、今回で2回目。セカンドストリートのバイヤーから、知識量やトレンド感度、接客能力に秀でたバイヤー王者を決めるコンテストだ。審査員にはゲオHDの遠藤結蔵社長、リユース事業役員、事業部ゼネラルマネジャーらが務めた。

定期実施しているテストは、「衣料・服飾部門」と「総合部門」の2グループに分け、それぞれから成績上位5名を決勝に選出。ここからコンテスト本編に移り、早押し形式の「知識クイズ対決」、ロープレ形式で買取接客を行う「クロージング対決」と流れた。

早押しクイズ早押しクイズではジャンルごとに10~50点の問題があった

クロージング対決壇上でクロージング対決に挑む様子

優勝した大畑さんは、スーパーセカンドストリートという同社の中でも取扱商材が幅広く、店舗規模も最大級の業態で働いている。早押しクイズでは、「生活(雑貨)」ジャンルとして出題された磁器メーカー「マイセン」のデザインを答える場面で、「ブルーオニオン」と正答するなど活躍を見せた。またクロージング対決では、女性演者が扮する"珍客"にも柔軟に対峙。「旦那の使わなくなったコールマンのランタン」や「息子が遊ばなくなったルパンレンジャーの変身銃」などを"勝手に"持ち出して売ろうとする女性客に対し、家族の了承なく買取りを成約させてよいかの入念な確認を重ねた。最後は、「(内緒で売りに出すという設定上)買取明細は持ち帰らない」という女性客に対し、「責任を持ってシュレッダーで処分させていただきます」と間髪いれずに返した。

賞金10万円などを贈呈遠藤社長から賞金10万円などを贈呈される大畑さん

同コンテストは同社の教育にも変化を与えている。前回開催で初代王者に輝いたセカンドストリート大分光吉インター店の荒金利幸さんは、クロージング対決の場面で唯一、「今回査定を担当した荒金です」と冒頭に述べたことが高評価につながり優勝。これを機に同社では今、クロージング冒頭で欠かさず名乗ることをマニュアルに盛り込んでいる。

第481号(2020/2/10発行)7面

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