マックスガイHD、感染防止策を動画で共有 従業員にはマスク代1万円

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マックスガイHD、感染防止策を動画で共有 従業員にはマスク代1万円

2020年05月15日

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買取専門店「ザ・ゴールド」を78店舗運営する『マックスガイHD(東京都中央区)』では店頭での感染を徹底して防いでいる。

ザ・ゴールドの接客は会話重視だ。また出張買取の場合、主力顧客の年齢層が60代を超えるため、会話も長くなる傾向にある。こうした感染リスクを低減させるため、店頭での取組を社内に動画で共有した。

感染防止の取り組みを動画で社内共有感染防止の取り組みを動画で社内共有

例えば店頭では、ソーシャルディスタンスを「思いやりの距離」と表現し、ポップを掲示。スタッフ用とお客用のイスを2メートル離し、査定中や会話中の飛沫感染防止を目指す。また、ペンはお客とスタッフ用で分け、接客終了時にはイスや机、ペンを除菌。名刺も手渡しではなく机越しに渡し、買取金は新札を渡す。また別途、従業員1人につきマスク50枚を配布すると同時に、マスクをしていないお客にも配布。

「思いやりの距離」ポップ「思いやりの距離」ポップ

更に、「新型コロナウイルス対策支援金」として、役員除く全従業員に1万円を支給した。「マスクの品薄が続いており、従業員の中には手作りマスクで接客をするスタッフもいる。出勤してくれる店頭スタッフへの慰労と、マスク等の衛生用品購入代で1万円を支給することになった」(営業部中村ゆかり氏)。予算は250万円ほどで、雇用形態による金額差は設けない。4月分給与に上乗せする形で5月上旬に支給を行った。

第487号(2020/5/10発行)5面

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