スタンディングポイント、テレワーク化でスーツ買取急増
2020年05月30日
宅配が昨対5倍に
スタンディングポイント(東京都大田区)ではスーツの買取が急増している。テレワークの浸透により、オンライン上で見栄えの良く見える服装、いわゆる「ビジカジ」が流行りつつあることで、スーツを不要とするユーザーが増えているという。
スーツ買取の専用ページ
同社は新型コロナが広がる前からスーツ専門の買取ページをweb上に設け、注力してきた。コロナが猛威を振るい始めた3月の時点で、店頭や宅配を含めた全体のスーツの買取点数は昨対の217%となった。宅配買取に限れば、昨年が81点だったのに対して今年は384点と約5倍に買取点数が激増した。宅配で買い取ったスーツの8割がメンズだったという。買取ページのアクセス数も好調に伸びており、3月は昨対の12.36%、アクセス数が増えた。
「スーツ買取に関しては何かしらリスティングのような広告を打ったわけではない。やはりコロナによって変化した世の中の流れが影響したのだと思う。販路としてはいわゆる固い業種の方々やカジュアル化から敢えて逆張りした考えを持つような会社の方々を想定している」(若森寛社長)
若森 寛社長
さらにスーツに関連してスーツケースの買取数も昨対の2倍近くに増えている。
第488号(2020/5/25発行)6面