リステージ、ネット中古オフィス市が好調
2020年05月31日
1回出来高過去最高、2600万
リステージ(東京都中央区)主催の中古オフィス家具のネット市が5月1日、過去最高の出来高2600万円を上げた。新型コロナにより手競りの古物市への出入りを避けるバイヤーの新規参加が増え、平時より相場が1.5〜2倍に上がっている。
中古オフィス家具の需要が高まっている
同日、55社が参加。オフィスチェアやデスクなど800セットを競った。テレワークの浸透で自宅にオフィス家具を揃える動きが強まっていると見られ、それに合わせ、リユース小売店の入札が活況となっている。
「先の収束の見通しがつかないからと、在庫を確保しておきたいという会員様が多い印象」(高鉾龍社長)。
同社は関西でも市場の新設に動いていた最中で、現地での買取案件を開拓中だった。だがコロナで計画が遅れ、現状では関西で集めた荷を関東に移している。
「関西では月4トン車70〜80台分の荷が集まっている」(同社長)
ネット市は毎週金曜開催。個品換算で約1万点が出品され、平時の出来高は1回1200万円程。既存の売り手会員の中には、企業からのオフィス家具の引取案件がコロナの影響でキャンセルを食らうこともあり、出品量が3月以降減少傾向にあった。
第488号(2020/5/25発行)6面