JAM TRADING、古着EC販売 昨対1.5倍
2020年06月17日
インスタライブも活用
大阪を中心に古着店を7店舗展開するJAM TRADING(大阪市西区)は、3~4月の自社ECサイトでの販売件数を昨対の1.5倍に押し上げた。4月6日から実店舗の休業を開始し、店舗スタッフをEC作業に回した。ネットに舵を切って困難に挑んでいる。
もともと出品班・デリバリー班と店舗スタッフは分かれて業務をしていたが、コロナに際して店舗スタッフをEC業務班に組み込んだ。
店舗スタッフは出品作業を行う傍ら、ツイッターでの全身コーディネート写真の投稿や、接客スキルを活かしたトークが冴える「インスタライブ」でリメイク古着の販売なども行う。
インスタライブの様子
リメイク古着なら一点モノであっても色や形の異なる同系統の商材を揃えておけば通常の古着よりも販売効果が見込めるそうだ。
「増えたとは言っても店舗を5月末まで休業したこともあって業績は芳しくない。コロナを受けてネットが販路の中心となる可能性もあるから、店舗スタッフがEC作業を経験することは良いことだと思う」(福嶋政憲社長)
福嶋政憲社長
第489号(2020/6/10発行)6面