ユーズドネット、コロナ下の法人買取 全国展開
2020年06月16日
アパレル・飲食店撤退をターゲットに
浜屋グループ会社で法人向け買取事業を行うユーズドネット(埼玉県東松山市)は、店舗の撤退支援を強化する。アパレルや飲食店など、コロナで大きな影響が出ている事業者がターゲット。現在は埼玉を中心に運営するが、浜屋の拠点を活かし全国16エリアへの展開を目指す。
入口となるサービスは「つながるBOX」だ。同社が18年初頭より運営するこのWebサービスでは、toB向けに機材の買取や処分を行う。これまで感染防止のため出張買取をセーブしていたが、直近では1日1件のペースで依頼があり、今後人づての紹介でさらなる顧客開拓を目指す。
ブランド、骨董、酒、車以外なら全て買取可能という
「紹介キャンペーンで紹介者に1万円くらいキャッシュバックしても採算は取れると思う」(同社)。4トントラックの運転手が多く所属しているため、小型トラックでは採算割れしてしまうような大型商材や薄利商材の買取も可能という。
課題は販路だ。toC向け商材は同社の運営するヤフオク!で売る。一方で音響機器や製氷機など、店舗撤退が増加する一方で需要が減る商材も多い。こうした商材を販売すべく、浜屋のネットワークを活かして全国区に販路を求める考えだ。
「買取額は下落するかもしれないが、全く需要がなくなるわけではない。幅広く販路を探したい」(同社)
第489号(2020/6/10発行)5面