フリマアプリ調査 メルカリ4項目でヤフオク!下す
2020年07月05日
満足度調査
インターネットリサーチを手掛けるNEXER(東京都豊島区)は自社運営サイト「日本トレンドリサーチ」でフリマアプリについての調査を行った。1275人から回答が寄せられたが、中でも利用者数が多かった「メルカリ」と「ヤフオク!」については、満足度調査を行った。
「出品」「取引」のしやすさで満足度高く
まず直近1年間でメルカリ、ヤフオク!、ラクマ、PayPayフリマ、ジモティー、モバオク、フリマjpといったフリマアプリを利用したかどうかを聞いたところ「いずれも利用したことがない」と答えたのは全体の62.4%だった。
一方、「利用したことがある」人に、どのアプリを使っているか聞いたところ(複数回答)、メルカリとヤフオク!が圧倒的に多い結果となった。
そこで、2つのアプリとも「利用したことがある」と答えた186人に、「出品のしやすさ」「出品側の取引のしやすさ」「買い手の質」「商品の見つけやすさ」「購入側の取引のしやすさ」「売り手の質」の6項目について、それぞれ10点満点での評価を聞いた。
その解答を集計し、各項目ごとに平均点を出して比較したのが下図だ。
すると、「買い手の質」「売り手の質」ではヤフオク!の方が高評価だったが、それ以外の4項目ではメルカリが勝利した。特に「出品のしやすさ」では0.592点、「出品者側の取引のしやすさ」では0.435点の差がついた。
総合的な満足度評価ではメルカリが7.263点、ヤフオク!が7.124点。大差はつかなかったものの、メルカリの人気ぶりがうかがえる結果となった。
〈調査概要〉
調査手法:インターネットアンケート
調査対象者:全国の男女1275人(男性68%、女性32%)
調査期間:2020年3月12日~3月16日
調査対象選定条件:App Storeで「フリマ」として検索し、表示された7つのアプリ
第490号(2020/6/25発行)13面