アクティブ、「eタブ」の手書き認識機能で買取店をペーパーレス化
2020年07月26日
手書きの買取伝票を電子化
古物台帳や顧客管理を効率化
ソフトウェア開発のアクティブ(東京都台東区)が手がけた「eタブ」は、タッチ対応のPCで手書きしたデータをPDFとテキストで記録できるソフトだ。古物営業法で義務付けられた買取伝票を電子化できることから、同社はリユース業界への接触を増やしている。
推奨端末は「Surface Pro」シリーズ
筆跡残しテキスト変換管理業務を省力化
eタブを導入した企業の店頭で買取が成立したとしよう。バイヤーは手元にあるタッチ対応のPCをお客に差し出し、住所、氏名、職業や年齢を書き込んでもらう。マイクロソフト社製の「サーフェスプロ」等を使えば、専用タッチペンで紙と大差ない筆記が可能だ。手書きのデータはそのままPDF形式の筆跡がわかる形で保存できる他、ウィンドウズOSが対応している手書き文字認識機能を用いて、ワンタッチでテキスト形式 に変換・保存、更にCSV出力ができる。
お客が記入した個人情報は、本体に保管するほか、店内のサーバーに送信でき、セキュリティ面もカバー。オプションとしてお客の本人確認書類をPCのカメラで撮影して帳簿とともに保存したり、会員証のデータ を読み込んで帳簿上に表示することで、記入の手間を減らすことも可能だ。セキュリティ強化と、帳簿管理、顧客管理の同時効率化が見込めそうだ。
第492号(2020/7/25発行)12面