「無印良品」が中古強化
古書や家具サブスク展開
「無印良品」(運営:良品計画、東京都豊島区)が中古を強化している。古書取り扱い店舗を増加させているほか、同社製家具をサブスク運用する取り組みも開始した。
再装丁された古書が並ぶ無印良品銀座店
無印良品で古書販売バリューブックス提携
取り扱いを増やしている古書は、「サード・ハンド・ブックス」と呼ばれるアップサイクル品。再販が難しい本を再装丁したもので、ネット古書バリューブックス(長野県上田市)が供給し、本づくり協会(神奈川県横浜市)で製本、全国の無印7店舗で取扱う。価格は500円。
古書取扱増の背景には、幅広い年代の本が揃う古書の特有性を生かしたい考えがある。企画担当の店舗サポート課・清水洋平氏は、選書基準について「すでに絶版になった作品や作家も積極的に選んでいます」と話しており、本のラインナップ拡充に寄与している。
第493号(2020/8/10発行)12面