サービス良かっただけに惜しい
レナウン「着ルダケ」終了へ
月額4800円〜のスーツレンタル「着ルダケ」(提供:レナウン)がサービス終了となった
「スーツは男の戦闘服」と語る人がいるように、かつてスーツは購入して所有するのが当たり前だった。しかし、極力所有物を少なくしレンタルやシェアリングを使いこなす〝ミニマリスト〟な生き方が注目され始め、スーツも時代変化の中で所有の認識が徐々に薄まり始めていた。
未曾有のウイルス蔓延は日本経済にも大きな打撃を与えている。外出自粛で服が売れず、テレワーク化でビジネスファッションも買い控えが続く。民事再生に追いやられたレナウン( 東京都江東区)は、商業施設休業で商品出口が閉ざされた。そのレナウンは一昨年に始めたスーツレンタル「着ルダケ」を、「現在の事業環境を鑑み誠に勝手ながら、2020年7月31日をもってサービスを休止」と発表した。事実上の終了に、着ルダケユーザーの一人であった筆者としては、良いサービスと感じていただけに惜しく思った。
第493号(2020/8/10発行)15面