厨房買取件数、昨対1.3倍
「冷凍ストッカー」には個人需要も
厨房機器買取・販売大手テンポスHD傘下のテンポスドットコム(東京都大田区)では、飲食店からの買取件数が昨対1.3倍に増えている。またEC販売は、回復基調にある。テンポスドットコムの品川絵美社長に話をきいた。
テンポスドットコム 品川絵美社長
── 外食産業をとりまく、現在のリユースの動きは。
品川 当社グループには、飲食店向けに新品・中古の厨房機器や用品をネット販売する「テンポスドットコム」があります。ここでは買取りにも応じており、今年5月からの月間買取件数は昨対で平均1.3倍に。機器の入替えによる依頼もありますが、主に都市部では撤退による依頼が増え続けています。
── 販売面での動きは。
品川 ドットコムでは4月の売上が昨対34%減と最も落ち込みました。ただ7月から回復基調となり、9月の売上は昨対98%に。昨年9月は消費税増税前の駆け込みもあったので、それも加味するとほぼ戻ってきている状況。当社グループにはリアル店舗「テンポス」が全国59店ありますが、ECのほうが明らかに回復スピードは速い印象です。
── 現在はどんなものに特需が。
第500号(2020/11/25発行)5面