毎週水曜に道具類を競る名古屋クラウンオークション(愛知県春日井市)では、タイ輸出など貿易に適した商品のみを扱う日にちを別途設け、運営効率を図っている。これを隔週火曜に別会場で催し、現在1回で300万~400万円の出来高を上げている。コロナ下で整理需要が増え、片付け業者らが持ち込む家具や雑貨が増えているという。
名古屋クラウンオークションでは道具類を競る
隔週火曜を「貿易商材向け」と銘打ってすみ分けることで、タイや中国への輸出を主な販路とする業者が短時間で参加でき、声を挙げやすいようにしている。近年はこうした買い手が増加傾向にあった。また毎週開催の市場には輸出向けの商品が持ち込まれなくなったことで、長時間になりがちだった従来の競り時間の短縮もできている。
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